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技術・開発について

和紙の基本技術とは、繊維素材を平均的に抄くことです。
しかし植物繊維素材にも、全ての機能を持っている繊維はありません。

紙(かみ)とは、植物などの繊維を絡ませながら薄く平(たいら)に成形したもので
日本工業規格(JIS)では、「植物繊維その他の繊維を膠着させて製造したもの」と定義されています。
その中でも繊維を織らずに絡み合わせたシート状のものを不織布(ふしょくふ)と呼びます。

一般にシート状のものとして代表的な布は、繊維をひねって糸にしたものを織っていますが
不織布は繊維を熱・機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布にしたものです。
区切り線
三和製紙における研究開発の目的の一つは、個々の繊維の持つ特色を見いだし、組み合わせ、複合化させ、新しい機能や特性を持つ不織布を作りだすことです。
また紙自体に化学的・物理的な処理を施す、他の素材とラミネートさせる、多層抄きなどの抄紙技術を用いるなど、様々な加工により機能・特性を発見させることも含んでおります。

新たな不織布の開発は、表面の風合い、格調を高めるだけではなく、
工業素材を含めた加工素材づくりのための有力な製造技術でもあるのです。
三和製紙は常に新たな素材を駆使して、不織布の世界を拡げてまいります。

製造整備1 製造整備2 製造スタッフ1

抄紙・製法

製法イメージ

乾式スパンレース 6号機 ●主に化粧品・産業用ワイパーで使用される

パルプ層を中央部に、その両側にレーヨン又はポリエステル等の繊維で3層に構成された積層部を、スパンレース法(水流交絡法)により、高圧水を噴射させて繊維同志を交絡し、乾燥させた不織布。

湿式スパンレース 7号機 ●主に化粧品・産業用ワイパーで使用される

乾式法では使用できない、マイクロファイバーや、極細繊維など、いろんな繊維を水に分散させて3層に抄合わせし、積層部をスパンレース法(水流交絡法)により高圧水を噴射させて繊維同志を交絡し、乾燥させた不織布。

長繊維湿式不織布 8号機 ●主に産業工程紙 農業資材で使用される

主に原料となる オレフィン系の長繊維を水に分散させて抄造し、積層させ乾燥を経て出来た高強度の不織布。

湿式製法 2号機・3号機 ●主に食品用・装飾用の原紙製造で使用される

原料となる繊維を水に分散させて抄造し、乾燥させた特殊和紙。

製造スタッフ2 製造設備3 製造設備4

主な使用繊維

  • 極細繊維
    一般に1.0dt 以下(10μm 程度)の繊維度の総称。
    当社ではアクリル・ポリエステル 繊維使用。
  • マイクロファイバー(超極細繊維)
    一般に0.8dt~0.1dt(以下(7μm~3.5μm)。
    当社ではアクリル・ポリエステル 繊維使用。
マイクロファイバー
マイクロファイバー(超極細繊維)